カジノとホテルとMICEが融合した街ラスベガス

アメリカは州によって法律が違うのでカジノが合法である州(17州)と違法である州があります。
カジノがある州の中で最もカジノがあるのが、ラスベガスのあるネバダ州です。

ネバダ州は元々、鉱業の街でしたが鉱業とともに経済が衰退したので、資源が他にない状態でもできる地域経済再生としてカジノが合法化されました。
資源の話もありますが、鉱山での労働者が違法でありながらギャンブルをしていたので、違法として取り締まるのではなく次の産業にしよう、ということで合法化したという背景もあります。
こうして、1931年にネバダ州のカジノ合法化となりました。

ラスベガスはロサンゼルスからのアクセスがいい好立地だったので、一気に発展しました。
カジノを中心とした観光都市として開発が進んでいきました。
開発ラッシュの1940年代および1950年代は開発にマフィアが携わっていましたが、1960年代にネバダ州当局による本格的な業界洗浄化が始まり、マフィアがカジノ経営から撤退していきました。

その後、カジノは不動産やホテルチェーンなどの経営実績のある実業家が経営に携わるようになりました。

ラスベガスには41軒のカジノが軒を連ねる「ストリップ地域」という観光スポットがあります。
ストリップ地域でのカジノ売上は6,500億ドルありますが、カジノの売上は全体の40%です。
残りの60%は飲食や宿泊などのカジノ以外からの売上になります。

カジノだけの売上では後発のマカオに抜かれていますが、カジノ依存することなくIRとしてのブランディングをして大きな収益を上げています。
飲食や宿泊は収益だけではなく、雇用促進にも一役買っています。
ラスベガスでは飲食業、サービス業、清掃業において、雇用者の割合がアメリカ平均を超えています。

他のホテルにあるカジノにも行き来できるように導線を考慮して作られたミラージュホテル。
イタリアのベネチアをモチーフとしたユーモアさに加えて、MICE施設を導入したベネチアン・ホテル。

このように、ラスベガスはカジノと宿泊、MICE施設などを融合させて地域全体での相乗効果をつくりだしブランディングしたことにより、IR施設としての成功を収めたのです。

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