IRで成功したシンガポール

日本でカジノ法が推進されていますが、カジノを含めたIR(複合型リゾート)で成功したモデルといえば、シンガポールです。

シンガポールは資源が乏しい国なので、日本同様、観光産業に力を入れています。
日本とは違い、自然や歴史的建物・史跡が多いわけではないので、リゾートによる観光客の集客に力を入れてきました。
シンガポールでは2005年にIR建設の閣議決定がされています。

シンガポールのすごいところは、海外のIR運営会社がIR建設に入札する際、
「IRについての提案をしないと入札できません」
という条件を提示したことです。
IR建設の知見がなかったので、入札の条件に盛り込んだのです。

そうして、アメリカのラスベガス・サンズとマレーシアのゲンティン・インターナショナルの2社がIR建設に決まりました。

今もIRの成功例として挙げられる2つのIR施設が2010年に完成しました。

ホテルの上に船が浮かんでいる、シンガポールのシンボルともなっている、ラスベガス・サンズが運営する「マリーナベイ・サンズ」。
そして、セントーサ島に建設された、ゲンティン・インターナショナルが運営する「リゾート・ワールド・セントーサ」です。

狙いは功を奏し、観光収入は建設前の年と比較して17%アップしています。
カジノは初年度(2010年)で3,109億円の売上高を記録し、翌年以降も4,000億円以上をキープしています。

シンガポールはカジノによる売り上げアップや外貨の獲得に成功したのに合わせて、MICE施設による増収にも成功しています。

MICEは国際規模の会議やイベントのことで、世界中から集まって国際会議を開ける会議室や宿泊施設などをカジノに併設することで、世界中での国際会議およびイベントの開催国のシェア率を順調に伸ばし、今ではアメリカを抜いて世界トップのシェア率を誇っています。

ターゲットの異なる2つのIR施設を作ったことで顧客の奪い合いにならず、順調に売り上げをアップしている集積型IRは日本のお手本といっても過言ではありません。

日本でのカジノ・IR建設は設置する地域の活性化、観光産業への追い風になります。
都心部はもちろん、地方都市もIR誘致に名乗りを上げています。

日本はシンガポールと同じくIR建設や運営の初心者で、資源が乏しいです。
ただ、日本には歴史や自然、温泉など海外の環境客にアピールできるものもたくさんあるので、日本にあったIR設立を楽しみにしています。

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